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きゃわふるTORNADO、3周年ワンマンが大成功

1月から新体制の5人で活動をしているきゃわふるTORNADO。グループキャッチコピーも“いま、とにかく歌えるアイドル”と一新。より歌とパフォーマンスに比重を置き始めた彼女達の活動3周年ワンマンライブが、2月11日にTSUTAYA O-WESTにて開催された。

『きゃわふるTORNADO 3rd Anniversary ワンマンライブ~ & Resurrection ~』と名付けられた本ライブ。“Resurrection”とは“復活”を意味する。それぞれどんな思いを抱きこの日を迎えたのか、緊張感に包まれた会場には思い思いにグループへの愛を語るファン達の姿が。フロアはファンで埋め尽くされ超満員となっていた。客入れのBGMが終わり、各メンバーの決意が込められたオープニング映像がスクリーンに投影される。そこからお馴染みの「Overture」が流れ、会場に一体感が生まれる。

3周年の1曲目に持ってきた楽曲は、デビューライブで最初に歌唱したグループの代表曲「星空ディスティネーション」。ファンはまさかの1曲目に驚きを隠せない様子だったが、すぐさまライブモードに突入。その後、こちらもデビューライブで披露した「マニュアルな恋」、爽快な青春ソング「トビキリナミダ」、夏全開ビーチでの純愛を歌う「I LOVE YOU. Summer Day」と続き最初のMCへ。石川が“今日もこうしてライブができるのも日頃から私たちを暖かく見守ってくれているからです。今日は3rd AnniversaryとResurrection、復活に込められた気持ちをステージからしっかりと届けるので受け取って帰ってください”とファンへの感謝、そして思いを伝えた。

そんな中、神咲が“まだ私たちの自己紹介をしてませんよね?”と会場のファンに問いかけ、バージョンアップされた「撮可のうた 〜SEASON 2〜」のイントロが流れる。この曲はライブ中に撮影が可能な自己紹介ソングとなっていて、ファン達は思い思いの構図で二度とない瞬間を切り取っていた。そして、ファンが振り付けに合わせて横移動する際の定番曲「SUPERHERO」、ビーチで繰り広げられる駆け引きをAOR調シティポップに載せた「チャンドゥ・チャンドゥ」、夏祭りでの恋模様を歌った「オレモレモン」とアッパーチューンが続き、会場は最高の盛り上がりに包まれた。

2回目のMCでは、道地が“先が見えず不安になったり悔しいことが多かったけど、このメンバーだったからこそ光を一緒に追い求めることができた”と、2016年の出会った日から今日までをしっとり且つ強く振り返る。静寂に包まれた会場に、メンバーのこれまでとここからを歌ったメッセージソング「これまでここから」のイントロが流れ、涙ながらに彼女達の「Resurrection」を見届けるファン。そしてライブは佳境へ。ヘヴィなトラックに美メロが響く「NEVER ENDING STORY」、愛と責任がテーマのロックンロールナンバー「Psychology」、初期の頃から歌い続けてきた「Silent Voice」とノンストップで続いた。そして会場の熱量が最高になったところに、メジャー1st シングルの「GAME」と畳み掛け、本編最後の曲に。

最後の曲を歌う前に神咲が“今の私たちを聞いてください”と一言。2019年12月3日に行われたクラブチッタ のワンマンライブで披露された「HANDS」で締めくくった。

会場にアンコールの声が響き渡る。“きゃわふるTORNADO いくぞ、笑顔・全力・夢を・叶える!! NEVER GIVE UP!”、暗闇を切り裂く様にきゃわふるTORNADOが結成ライブから続けてきた掛け声が響く。グループの最終目的地である武道館への道のりを歌った「Onion Link」。メンバーひとりずつが登場し歌を繋いでいく。アンコールにありがちな肩の力が抜けた雰囲気はそこにはない。堂々と、そして確実に進化している5人の姿があった。

最後のサビでは、会場がオレンジのサイリウムに包まれるというファンからのサプライズがあり、一体感に酔いしれることができた。涙、笑顔、安堵、感動がホール全体に広がり、ボルテージはMAXに。そんな中、放たれたのはメンバーが大切にしてきた楽曲「ALIVE」。これまたメンバーが大切にしてきた楽曲だ。「この声が枯れるまで存在証明」と歌詞にあるこの曲が、妙にしっくりいった。

アンコールのMCでは、このライブまでにあった出来事やこの日に掛けた意気込み、決意や思いをメンバーひとりずつが語った。そして杏斉が“この5人で、そしてファンのみなさんと一緒に希望の橋を渡って行きたいと思います”と曲振りし、メンバーにとって初めてのオリジナル曲「虹の向こう」を歌い、ライブはいよいよラスト1曲を残すのみとなった。

“ラストはこの曲、全員でぶちかまして行きましょう!”と煽り、最後の曲となるスカポップチューンの「きゃわ騒ぎのやつ」でフロアの盛り上がりは最高潮に。

振り返れば確かに、“Resurrection(復活)”にふさわしいライブではあったが、そのテーマ以上に“Evolution(進化)”とも取れる内容でもあった。さらに一段上に登ったステージの上で、彼女達がどんな一歩を踏み出すのか、そしてどんなアイドルに成長していくのか、この先も目が離せない。

【セットリスト】

~OPENING MOVIE~

01. Overture

02. 星空ディスティネーション

03. マニュアルな恋

04. トビキリナミダ

05. I LOVE YOU. Summer Day

− MC −

06. 撮可のうた 〜SEASON 2〜 

07. SUPERHERO

08. チャンドゥ・チャンドゥ

09. オレモレモン

− MC −

10. これまでここから

11. NEVER ENDING STORY

12. psychology

13. Silent Voice

14. GAME

− MC −

15. .HANDS

<ENCORE>

01. Onion Link

02. ALIVE

− MC −

03. 虹のむこう

04. きゃわ騒ぎのやつ

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