1月11日(土)に放送された、Abema TV(Abemaビデオ)の『Z-POP Dream 新人発掘グローバルオーディション in JAPAN 2019』#5にて、ファイナル審査の模様と、Z-Girls日本初パフォーマンスの模様が配信された。
『Z-POP Dream プロジェクト』は、アジア7カ国(日本、台湾、インド、インドネシア、フィリピン、タイ、ベトナム)から男女1名ずつを選出、世界一グローバルかつ多国籍なポップグループを結成するという一大プロジェクト。第1期グループであるZ-Girlsには元・乃木坂46のメンバーであるMahiro(マヒロ)が、日本人メンバーとして参加していることも話題だ。今回のオーディションは、彼らに続く2期生の発掘が目的で、日本を含むアジア7カ国で開催されている。
審査員には、マドンナのツアーにダンサーとして帯同した経験を持ち、欅坂46などのコレオグラファーとして活躍するTAKAHIRO。ハロー!プロジェクトのグループなどで振り付けを担当したSHE。遊助や超特急なども指導したボイストレーナーのJunear。三代目 J Soul Brothersなどを手がける音楽プロデューサーのHIRO。そして、テレビ朝日系『音楽チャンプ』で審査員を歴任したボイストレーナー&声楽家&歌手の大本京。
番組では書類選考から合宿までオーディションの内部に密着し、候補者たちの地元への取材も敢行。審査員からの厳しい指導と課題に、候補者たちが苦悩し壁を乗り越える様子がドキュメンタリーとして放送されてきた。そんな様子をスタジオから見守り声援を送って来たのが、MCの塚地武雅(ドランクドラゴン)を始め、若い世代から圧倒的な支持を得ている音楽ユニット“まるりとりゅうが”の2人、R&BシンガーでボイストレーナーでもあるKyte、そして海外でも人気のガールズユニット“BananaLemon”のSaarahという5人の見届け人。
#5の最終審査では、ファイナリスト5名が審査員の前で生パフォーマンスを披露。会場には、審査員や見届け人の他、メンバーの家族や応援に駆け付けたファン、そしてゲストとして、Z-Girlsの7人とZ-Boysのジョシュとガイの2人が来日して審査の様子を見守った。
男性候補者はZ-Boysの「No Limit」を課題曲に、決められた振りとオリジナルの振りを交えて歌って踊る。女性候補者は、同様にZ-Girlsの「What You Waiting For」でパフォーマンス審査を行った。
5名の生パフォーマンス、そして審査が終了すると、見届け人たちは「全員素敵で選べない。自分が審査員じゃなくて良かった」(まるり)、「誰が合格しても、日本の代表として誇れる」(りゅうが)とコメント。合宿審査では候補者を指導する立場にあり、怖がられていたSaarahも「合宿の時とは見違えた」など、オーディションであることを忘れて楽しんだ様子。そして番組の最後には、優勝者2名本田太一、厚地真菜美の名前が発表された。審査は難航したが、審査員を代表してTAKAHIROは、「着眼点によって対象者が変わるため、誰を優勝にするか悩んだが、最終的には満場一致で確信を持って決めた」とコメント。
2人は今後Z-Starsの2期生として、K-POP 界でヒットを連発する人気クリエイター陣と、欧米のソングライター陣のサポートを得ながらレッスンを受け、2020年初夏に世界デビューする。その時はどんな姿で、どんなさらなる成長を見せてくれるのか楽しみだ。
■Z-Girls ライブレポート
会場ではZ-Girlsが2ndシングル「Streets of Gold」をパフォーマンスして、集まった応援団や観客を楽しませた。スタイル抜群でスラッとした足を見せつけるような、セクシーな黒の衣装を身にまとった7人。軽快なダンスビートに乗せて、お尻を突き出す振りがあるなど、セクシーさとダイナミックさを合わせ持った魅力で観客を引きつける。サビの繰り返しが耳に残るメロディと、対象的に小気味良いラップが存在感抜群。日本でZ-Girlsがパフォーマンスを披露するのは、この日が初めてとのことだが、世界各地のライブで経験を積んできた自信のパフォーマンスで、いわゆるK-POPのアーティストとはひと味違った存在感を発揮した。
インドネシア出身のVanya(ヴァニャ)は、日本初パフォーマンスを終えて「次に日本に来る時は、もっとたくさんのファンの前でパフォーマンス出来るように、これからも一生懸命頑張ります」とコメント。ベトナム出身のQueen(クイーン)も、「日本での初パフォーマンスという1つの夢が叶えられました。これからも世界のスターになるという大きな夢に向けて頑張ります」と、さらなる活躍を約束した。また、タイ出身で16歳のBell(ベル)は、自分のオーディション経験を振り返りながら「以前はただの学生だったけど、アーティストになって、韓国で新しい家族(メンバー)と出会えて、すごく楽しい日々を過ごしています」とコメントし、2期生というまた新たな家族が出来ることが楽しみといった様子だった。
2期生を迎えたZ-GirlsとZ-Boysは、今後どのような進化を遂げていくのか。ますます広がりを見せるZ-POPの世界に、アジア7カ国を越えた世界中のファンがどんな反応を示すのか、今後の活動に注目だ。
■Z-Stars(Z-Boys & Z-Girls)の 日本人メンバーMahiro(マヒロ)、 Gai(ガイ)ミニインタビュー
Z-Starsの1期生で日本人メンバーのMahiroとGaiに、今回の初来日の感想、日本でも配信されている楽曲「It’s Christmas!」について、そして今後の活動に向けた気持ちを聞いた。
ーー今回が初来日ということですが。
Mahiro:そうなんです。2019年2月に結成してからメンバーの出身地4カ国を回ったので、日本にも行けると思って喜んでいたのですが、なぜか日本はおあずけになっていて(笑)。だからやっと来られたという感じで、すごく嬉しいです。メンバーも日本に来たがっていたので、連れてくることができて良かったです。
Gai:本当に嬉しいですね。Z-Boysは、今回はフィリピンのJosh(ジョシュ)と僕の2人だけですけど、次は必ず全員で来たいです。みんなでまた日本に来ることを楽しみにしています。
ーーZ-Girlsは、番組で日本初のパフォーマンスを披露しましたが。
Mahiro:すごくドキドキしました。日本でCDをリリースしているわけではないし、どんな風に受けとめてくれるのか気になっていましたけど、みんなすごく楽しそうに聴いてくれて嬉しかったです。
Gai:僕らの音楽は、日本人好みのものとはちょっと違う感じかもしれませんが、今日Z-Girlsが歌った「Streets of Gold」は、日本でも受け入れられる要素があると思っていますので、今後の広がりが楽しみです。
Mahiro:日本のファンや関係者の方々からも「絶対日本でもウケるから」って、言ってもらっていたんだよね。
ーー昨年の12月1日には、Z-Stars(Z-Boys & Z-Girls)による「It’s Christmas!」が日本でも配信され、これからどんどんZ-Starsの人気が広がりそうです。
Mahiro:すごく嬉しいです。この曲はとてもポップでかわいくて、他の曲のようにバキバキ踊って歌うものとは違って、とても聴いてもらいやすい曲です。クリスマスに限らず、たくさん聴いて欲しいです。
Gai:歌詞には、各メンバーの母語でメッセージを伝えている部分があって、7カ国のメンバーが集まっている僕たちだけでなければ歌えない曲なので、ぜひ聴いてほしいですね。
Mahiro:日本人の私たちは「愛してる」と言っていて、他の国のメンバーは、それぞれの国の言葉で違うメッセージを込めています。どんな言葉か、ぜひ楽曲を聴いて確認して下さい。
ーー今後、日本でどんな活動をしたいですか?
Mahiro:Z-Starsは、アジア7カ国のメンバーで構成されているという新しい形のグループなので、それも含めて日本で話題になったら嬉しいです。乃木坂46時代に応援してくださっていたファンの方々にも、ぜひZ-Stars(Z-Boys & Z-Girls)も応援して欲しいです。
Gai:僕はもともと楽器をやっていて、今もDTMの器材も持っていて作詞作曲もやっているんです。そういう風にダンス&ボーカルにプラス○○という個性を持ったメンバーが多くいて、例えばZ-Girlsのインド人メンバー、プリヤンカはで韓国語が話せたりとか。そういう個性を、もっと活かしていきたいですね。それによって“誰々みたいだね”と他のグループと比べられない、唯一無二の存在になりたいです!
【関連リンク】
アジア7カ国で開催されるZ-POP Dreamオーディション、第2期の日本代表メンバーが決定
androp、全国ライブハウスツアーの開催を発表