9月1日、東京・お台場のTHE ODAIBAマイナビステージで行われた『THE ODAIBA MUSIC LIVE』に、声優ヴォーカルユニットのKleissis(クレイ・シス)が出演した。Kleissisがライブを行うのは7月20日の原宿クエストホールでの1周年記念単独公演以来、およそ40日ぶりとなるライブに大勢のファンが駆けつけた。
夏休み最後の日曜日、夏の猛暑の中、オープニング曲のイントロと共にカスミ役の田中有紀、アキラ役の富田美憂、サユキ役の山田麻莉奈、ユン役の髙橋麻里、ヒロナ役の山根綺、ミオ役の元吉有希子、ミウ役の金子有希がステージに登場するとファンから大きな拍手と声援が。1曲目は7月の単独ライブで初披露した最新曲「囚われのChiral」(「アルカ・ラスト」世界6〈降灰編〉イメージソング)。イントロが流れた後に“みなさん、声出していきましょう!”という田中の呼びかけでファンのテンションも一気に高まった。
Kleissisのライブを初めて観るという人も多いということで、田中が“私たちKleissisは、7月30日にリリースされましたゲームアプリ『アルカ・ラスト 終わる世界と歌姫の果実』の世界観から誕生した声優のヴォーカルユニットです”と結成の説明をし、メンバーそれぞれの自己紹介も行ない、髙橋は“今日は今年で一番汗をかこうかなって思っているので、ぜひみんなも一緒に汗をかいてください”とファンに意気込みを伝えた。
そして、“今回、『アルカ・ラスト』のダウンロード数が20万人を突破したことを記念して『THE ODAIBA MUSIC LIVE』に出演させていただきました。ありがとうございます”とイベント出演が決まったお礼を田中が伝えた後、メンバーそれぞれのゲームの進行具合を確認。元吉がレベル64でトップ。田中も60、山根が57〜58ぐらいで続いていた。山田は効率的なレベルアップの方法がわからず少し出遅れ気味だが、このイベントが始まる直前にメンバーから攻略法を教えてもらい17から22へとアップさせたようだ。
ゲームの話で熱くなったところで、“私たちの曲、今日は激熱盛り上がり曲揃いなので、ぜひ拳を一緒に上げてください!”と田中が呼びかけて、『アルカ・ラスト』のバトルBGM Kleissis ver.の「Into the Abyss」を歌唱。ビジョンにはMVの映像が流れ、間奏でメンバーがステージ前方に横一列に並び拳を突き上げ、観客を盛り上げていく。
さらに2ndシングル「Another Sky Resonance」(「アルカ・ラスト」世界2〈漆黒編〉イメージソング)、「逆さまの世界にて」(「アルカ・ラスト」世界3 〈凍土編〉、世界4〈灼熱編〉イメージソング)を続けて披露し、Kleissisの世界観をしっかりと送り届けた。
田中が“聞いたところによると9月25日に何かが発売されるみたいですけど”とメンバーに茶目っ気で話を振ると、髙橋が「Kleissisのアルバム!」と即答。待望の初アルバム『eschatology/a grand conception“ARCALAST”』が9月25日にリリースされることを告知し、追って9月29日(日)池袋サンシャインシティ噴水広場、10月5日(土)HMVららぽーと豊洲、10月6日(日)HMVエソラ池袋でリリースイベントを行うことを発表した。そして、最後は美しいハーモニーが印象的なデビューシングル「Kleissis Chaos」を聴かせてイベントを締めくくった。
アルバムの発売が決定し、ゲーム『アルカ・ラスト』リリース後初のライブということで、『アルカ・ラスト』とリンクしたKleissisの世界観がより伝わるライブとなった。2年目に突入したKleissisの今後の活躍に注目してもらいたい。
photo by 石原汰一
text by 田中隆信
【セットリスト】
1. 囚われのChiral
2. Into the Abyss
3. Another Sky Resonance
4. 逆さまの世界にて
5. Kleissis Chaos
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