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ファンキー加藤、全22組が出演した初主催フェス『OUR MIC FES』が大成功

2019年でソロデビュー5周年を迎えたファンキー加藤が、8月31日に初の主催フェス『OUR MIC FES』を新木場STUDIO COASTで開催した。

『OUR MIC FES』はファンキー加藤自身がそうであるように、バンドで楽器を演奏するわけでもなく、DJを背にひたすらにマイク一本で勝負をしているアーティストを集め、今一度このシーンを盛り上げようといった想いが形となったフェスである。タイトルにもあるようにその想いに賛同した自身を含む総勢22組のアーティストが集結した。

開場前にも関わらず新木場STUDIO COASTには今か今かと待ちわびるファンが押し寄せた。大きな拍手の中始まった開会宣言ではファンキー加藤自らがステージ上に姿を現し、“夏の最後に最高の思い出をみなさんに作ろうと沢山のアーティストが集結してくれました。是非会場内を回って色々なアーティストを観ていって楽しんでください。それでは『OUR MIC FES』始めます!”とシャウトしイベントがスタートした。

この言葉の通り新木場STUDIO COAST内では観客はもとより、いたるところで出演アーティストが他のアーティストを観に回る姿がとても印象的であった。“『OUR MIC FES』を通して今まで出来なかったこのジャンルの大きなコミュニティを作るきっかけになってほしい”と事前インタビューでファンキー加藤が語っていたが、会場の様子はまさにその実現への第一歩を踏んだことを確信させるに十分で、出演アーティスト同士はもちろん、観客同士の中にも同窓会で集まった時の様な久しぶりの再会、またお互いに初めましての挨拶など、ステージの表も裏も笑顔が絶えないフェスとなった。

会場にはSUN STAGE、SKY STAGE、SEA STAGE、SAIL STAGEと夏を感じさせる4つのステージが設けられ、ファンキー加藤も塾長と尊敬してやまない大先輩のSEAMO、当時“西のET-KING、東のファンモン”とまで言われた昔からのライバルでもあり、盟友のET-KING、11月にはファンキー加藤自身初の2マンライブとして共演することが決まったベリーグッドマン、仙台からは切ない歌詞をメロウに歌い上げるハジ→、プライベートでも親交の深いシクラメンやYouTuberでありながらアーティストでありファンモン楽曲のカバー動画をあげたりもしているスカイピースなど、多種多様でありながらマイク1本握りしめ、そこから発せられる言葉でしのぎを削ってきたアーティスト達がステージ上で笑いあり、涙ありの笑顔溢れる熱いライブを繰り広げた。

そしてメインステージで最後のトリを飾ったのは主催者でもあるファンキー加藤。他出演アーティスト21組がファンキー加藤のこのジャンルをもう一度引っ張り上げるとの想いに賛同してくれた今回のフェス。その想いに応える様に自身の持てる力を余す事なく全力で表現する。ソロデビュー曲の「My VOICE」での客席を巻き込んだ合唱のシーンはまさに圧巻の一言。それぞれのアーティストのファンが集まった超満員の2,500人の中にはその姿に涙する者も多く見られた。

そしてアンコールとなったフィナーレでは、ファンキー加藤の呼び掛けに全22組のアーティストがタオルを持ってSUN STAGEに大集結! ファンキー加藤の“まわせ!”に合わせて舞う、数え切れない数のタオルとアーティスト、客席から共に溢れる笑顔が『OUR MIC FES』と言う名の祭りの成功を物語っていた。

最後のMCでは観客からアーティストへ、そしてアーティストから観客へと交互に大きな拍手のエール交換、“このジャンル盛り上げていくぞ! 本当にありがとうございました”とファンキー加藤が絶叫し『OUR MIC FES』は鳴り止まない拍手の中、幕を閉じた。

ファンキー加藤にとって初の試みとなったフェス開催。近い未来OUR MIC FESにこのジャンルのアーティストがより多く、そして全国からまだ見ぬアーティスト達が自ら名乗りをあげ、一つのムーブメントになることを心から楽しみにしている。

photo by 堂園博之、佐藤祐介、川島彩水

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