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【レポート】『ランティス祭り』DAY3(8):終盤戦を盛り上げた、大橋彩香、田所あずさ、SCREEN modeの熱量の高いアクト

音楽レーベル“ランティス”が設立20周年を記念し、6月21日(金)~23日(日)の3日間にわたり幕張メッセ 国際展示場 9~11ホールにて開催している『20th Anniversary Live ランティス祭り2019 A・R・I・G・A・T・O ANISONG』。その最終日が幕を開けた。

■■ 大橋彩香 ■

イントロの一部が流れただけで歓声が沸き起こる。ライトを浴び、ふたりのダンサーを従えながら登場したのは大橋彩香。TVアニメ『政宗くんのリベンジ』OP主題歌「ワガママMIRROR HEART」を可愛らしく歌うも、その佇まいは逞しく、会場中を一瞬で虜にするほどの圧倒的なオーラを放っている。その姿に心を奪われた者たちは自然と手拍子し、高揚していく。MCでもエネルギッシュな声で、“ランティスさんにはお世話になり、いよいよ私もアーティスト活動5周年を迎えました”と告げる。そして、ポンポンを手に持つと“次の曲は分かるでしょ?”と言わんばかりに「NOISY LOVE POWER☆」へとつなぐ。パワーが満ちあふれるその伸びやかな歌声にフロアーが陶酔する中、一斉ジャンプでもって最後を締め括った。

セットリスト

1. ワガママMIRROR HEART

2. NOISY LOVE POWER☆

■■ 田所あずさ ■

田所あずさは気高いオーラを放ち、情熱的なステージを繰り広げる。まずは自身が主人公クトリ・ノタ・セニオリスの声を演じたTVアニメ『終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?』OPテーマ「DEAREST DROP」で、その張り裂けそうな想いを透明感のある歌声でもって伝えていく。そんな歌声に応答するようにして自然と声が上がる間奏に、一体感が生み出されていくさまを目の当たりにした。そして、“ランティスさんに出会ってから8年になります。最初の頃はダメダメだったんですけど、今こうしてここに立つことができてとても光栄に思っています”と語り、確かな道のりを噛み締めるように歌ったのは、TVアニメ『転生したらスライムだった件』のED主題歌第二弾「リトルソルジャー」。会場をしっかりと見渡しながら、笑顔を咲かせることを忘れることなく、さわやかな歌声をここにいる全てのオーディエンスに届けたのだった。

セットリスト

1. DEAREST DROP

2. リトル

■■ SCREEN mode ■

SCREEN modeのライヴは、あふれんばかりの喜びが目に見えるようだった。雅友(Gu)はTVアニメ『無際限のファントム・ワールド』OP主題歌「Naked Dive」で気持ち良さそうにギターを掻き鳴らしながらも、ライヴステージだからこそできること――観客にクラップを求めるなどして楽しんでいた。一方で、勇-YOU-(Vo)は宙を舞うようにその場で回転するなど、喜びを全身で表現。そして、“ランティスさん、おめでとうございます”(勇-YOU-)、“この舞台に立てて嬉しいです”(雅友)と言葉を残し、TVアニメ『夜ノヤッターマン』OP主題歌「極限Dreamer」でフィニッシュ。さわやかな歌声を届けつつも圧倒的な熱量も感じらさせるアクトだった。

セットリスト

1. Naked Dive

2. 極限Dreamer

text by 小町碧音

★レポートは『ランティス祭り2019』公式サイトでも公開中!

https://lantis.jp/20th/report.html

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