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10周年を迎えたダンスミュージックフェス『RDC』が大盛況のうちに終幕

日本市場最長の連休となった2019年ゴールデンウィークの初日、今回で10周年を迎える大人気のダンスミュージックフェス『Rainbow Disco Club』が開催された。

本イベントは、2010年に東京で都市型音楽フェスとしてスタート。2015年大自然に囲まれた伊豆半島の“東伊豆クロスカントリーコース”へと舞台を移し、野外フェスとしてその名を轟かせ続けている。

カントリーコースというだけあって、会場は新緑と芝生に囲まれ、遊び心満点のキッズエリアやハンモックエリア、様々なフードを取り揃えたフードエリアも完備しており、誰でも楽しめる理想的な音楽フェスだ。

10周年を迎える今回はDJ陣が超豪華! Move D、Matthew Herbert、DJ Harveyという都内のクラブイベントであればヘッドライナーを飾るメンツが初日より登場し、2日目は『RDC』の恒例名物とも言えるDJ NobuのB2Bスタイルがトリを務めた。最終日にはオランダはアムステルダムのレーベル“Rush Hour”からAntal、Hunee、San Proper、日本人とオランダ人のハーフのMasaloやレジデントDJのSISIが登場。ダンスミュージック・ラバーには好物な最高峰の音楽がフロアを常に盛り上げていた。

また、キッズものびのび遊び、クリーンなこのフェスにぴったりな印象的な試みもあった。野外などの会場ではどうしてもゴミや喫煙といった問題がネガティヴなものになる。しかし、このフェスのフタッフがゴミ拾いをし、その姿を見て手伝うイベント参加者の姿も。そして、この会場ではニコチンもタールも入っていない“SMOOTH V!P”という電子VAPEを推進。通常の喫煙所は存在するものの、アウトドアブームの昨今にぴったりなおしゃれなテントにソファが置かれた最高のリラックスエリアには、野外で困ることの多いスマホの充電サービスまで設置され、VAPEが推進されているということも手伝ってか、吸殻の散乱も副流煙もない、とてもクリーンな空間になっていた。このフェスではすでにこのスタイルになって3年目だという。

10周年を迎え、大人も子供も過ごしやすい唯一無二のフェスへと成長してきた『Rainbow Disco Club』。来年以降も引き続き注目だ。

photo by Jiroken、Ken Kawamura、Masanori Naruse

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