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元ゆるめるモ!のやまもとゆい、新宿MARZでのワンマンライブへの意気込みを語る

2018年5月にソロデビュー開始した“ゆいざらす”ことやまもとゆい。シングルリリースやライブ活動を経て、ついにワンマンライブを5月12日(日)新宿MARZで開催することが決定した。今回はソロデビューしてからの8カ月を振り返ったお話しや、ワンマンライブへの意気込みを伺った。

■ソロの人として見てもらえることの方が多いし嬉しいです。

――ソロ活動の8ヶ月を振り返ってみて、ゆるめるモ!との違いは感じましたか?

「まったく違いますね。責任感がすごくついたというか。グループにいたときって良くも悪くもみんなでいるからメンバーのこともあんまり気にしていなかったし、イベンターさんが誰とか考えたことがなくて。良くないことだと気づきましたね」

――任せられる人がいたってことですよね。

「そうそう。勝手にライブが決まって、勝手に渡された曲を歌って、ライブをするっていうのが普通だったんですよね。ソロになってお客さんの入りとか全部自分の責任になってくるから、すごい失礼だったんじゃないかと思いましたね。もともと、再デビューするときはソロでやる気はなくて…思いがけずソロってことになって。8カ月かけてゆっくり“私はソロなんだぞ”っていうのを自分に言い聞かせているし、今も“ソロだからこうやらないと”とかそういう心掛けが増えました」

――グループのときは分担があるけど、ソロだと一人でパフォーマンスしなきゃいけないじゃないですか。成長したなって思うことありますか?

「MC!! グループいたときって一回も喋らないで“黄色担当ゆいざらすです”って自己紹介くらいだったんですけど。今はMCが一番、私を知ってもらえるチャンスなので、MCはすごく考えるようになりましたね」

――実際にお客さんももともとのグループからのファンもいるんですか?

「当時からの人はそんなにいないんですよ。大きいライブでは挨拶きてくれるかなって感じです。ゆるめるモ!だって知って驚く人もいるし。ソロの人として見てもらえることの方が多いし嬉しいです」

――そういう気持ちを通して、グループ時代より、ファンとの距離感は近くなりました?

「正直、全然変わってないですよ。ただ大人になったので。責任感をもって“一緒に頑張っていこう”って。みんなで幸せになりたいから、まずは私が売れるからちょっと待っててみたいな。全てを包めるようになるためには、私は説得力のある人にならなきゃいけないなぁと思っていますね」

――前のインタビューで“ヲタクの保育士になる”って宣言をしてたじゃないですか。その宣言にも通じますよね。いま、保育していますか?

「してますよ! みんな赤ちゃんみたい。みーーんな好きです。もう本当に可愛い。本当に冠婚葬祭には絶対に呼ぶようにって言い続けていますね。“絶対にお前の死を見届ける!”みたいな感じで。ヲタクの人生に関わっていきたいですね、私は」

――大好きなんですね。ヲタクのこと。大好きってなったのはグループ時代から?

「もうずっとずっっと大好き。ヲタク。本当好き」

――どういうところが? 純粋なところが?

「ヲタク全然純粋じゃないですよ。もう、負の塊ですよ。そういうね、尖っているところが可愛くてしょうがないんすよ」

――アイドルからファンの方に踏み込むってなかなか勇気がいったりすると思うんですけど。そこまでしたい意気込みってきっかけあったんですかね?

「グループにいた時からブランクが4年くらいあって。それを経てもまだ来てくれる人や私について来てくれる人がいるからですね。だって会えない期間があったのに、また来てくれるってすごい愛情じゃないですか。私も好きだよみたいになっちゃいますね。ブランクがあって復帰ってのが大きかったと思います」

――ソロでやってみて、つらいこともあったと思うけど、“鬱じゃない!”って宣言してたじゃないですか。

「そうそう。ちょー元気。でも、私の元気さって“ひゃっほーー元気幸せ!”っていうんじゃなくて“もう結局のところ笑うしかなくない?”という感じで。そういう振り切った明るさなんですよね。だから、作詞もしてるんですけど。“一寸先は闇だけど生きてるぜ”みたいなそういう元気さで生きたいなって思います。応援してくれるのは嬉しいんですけど、別に押し付けがましい明るさや底なしの明るさは私にはないので、お互いなんとか頑張ろうみたいな」

――ゆいざらす、大人ですね。

「そうなの。大人になっちゃったの~~。本当やだ~。14歳でいたかったけど、ついに無理がきてプロフィールに17歳って書き直しました」

――17歳になったの?

「なっちゃったの。活動半年くらいで17歳になっちゃった。はやぇぇ。このままだと実年齢越しちゃう!」

――そこは自分が大人になったなって自覚して、3歳あげるかって。

「そうね。ちょっと騙せなくなってきたなこれじゃあって。これは嘘だわって。お酒もね、好きなんで、お酒飲みますしね。ビール飲んでからライブするとか。ヲタクと乾杯して飲みながら一緒にライブ見たり」

――お酒好きなのはもうオープンなんですか?

「生誕とかイベントのときはヲタクがお酒くれるんですよ…。一升瓶両脇に抱えて帰るみたいな。うれしいです。お酒も飲めるタイプの17歳です。新型」

――PVでは小学生ですもんね。普通に小学生に見えましたよ(笑)。

「そう。私の身長って小学生六年生の平均くらいなんですよ。だから…12歳でいっちゃおうかな」

――むしろ下げます?

「下げましょう! 下げます!! 今日から下げます。12歳でいきましょう。はい」

■大好きな場所でのグループの思い出を ソロで塗り替えていかないと と思います。

――これからのゆいざらすの目標ってありますか?

「具体的な目標がないままやっていたんですよね。“漠然とよしやるか! 売れるか!”みたいな感じで。それで思うようにいかなくて悔しかったこともあるし。やっとここで、ワンマンっていう目標をたてて。とりあえずワンマンをソールドアウトさせるのが今の目標です。過去にグループでライブをしていた場所に一人で立つことにはすごく意味があると思ってて。グループ時代があったから今の私が居る訳ですが、いつか追いつきたいです。だから、できれば3年以内にリキッドルームに立ちたいです。いつまでって考えてなかったんですけど、それはダメだと思ったので、今回のワンマンをいっぱいにできたら3年以内でリキッドいっぱいというのを目指したいなと思ってます」

――ワンマンはMARZですよね。グループ時代にも頻繁にライブしていたんですよね。

「すっごく、思い出深い箱なんです。ずっとメンバーの生誕もあそこだったし。すごく大好きな場所なんです。だからこそ、まずはここをいっぱいにしてからじゃないと次には進めないんじゃないかなっていうのがあって。グループの思い出をソロで塗り替えていかないとと思います」

――ワンマンの内容は決め始めているんですか?

「ざっくりは決まってるんですけど。曲がまだ少ないので、コーナー挟んでみようとか提案はしていますね。大玉転がしみたいなやつやりたいですね。お遊戯会みたいな」

――保育園っぽいこと?

「そうそうみんなが一緒にできる参加型で。ワンマンっていっても私一人っていうか、私とヲタクで作るみたいな感じがいいから。アコースティックのコーナーもやろうかなって。リコーダーとか使って。お遊戯会のように、ヲタクにはタンバリンや笛やなにかを割り当ててみんなで一曲やりながら私が歌うでもいいし。みんなでしたいなぁ」

――じゃあ、テーマお遊戯会ですね。

「そうですね。お遊戯会にしよう!!」

■死ぬまで関わっていくから、 その気でいてねって。

――1年の中で成長したところ。どんなところを見てもらいたい?

「いつも可愛いから、可愛いところを見て欲しい。あと、作詞を一生懸命していて、自分で作詞した曲も増えているんで聴いて欲しいですね。今ある楽曲はいろんなジャンルがあるので、私が歌詞を書くことでひとつの世界観にまとまるといいなと思って書いています。その辺りも注目してもらえると嬉しいな」

――ゆいざらす一人っていうより、ゆいざらすとファンで成長したものも見れそうですね。

「そうですね。みんなでちょっとずつ頑張ってるよ、っていうのを見に来て欲しくて。楽しかったらまた来て欲しい。すぐにでも。1週間以内に」

――初めての人がきたら、一体感とかすごい?

「そんなにないですよ(笑)。みんな私と一緒で自由だから」

――ファンは似るんですかね。

「似ると思います。すっごい似てると思う。だからみんな愛せるんですよね。過去の自分や未来の自分や違う時間軸の自分を見ているようで、愛さなねばって。馴染めてないような人たちも、あぁぁっもうっ♡、みたいな。どうしてそんな馴染めないの!!って。本当かわいい」

――母性が溢れてますね。

「そう。母性が余ってるので、私の母性をすくって欲しい。でも、初めて来た人が戸惑うような何かがあるわけじゃないので、どうぞ安心して来てください。私の事気に食わないひともいると思うんですよ。なんで、復帰したのみたいなひととか。“いいじゃん。許してよ。なんか迷惑かけたかな?”とか思うし。なんとなく気に食わない人も一度来てくれるといいなと思いますね。私はあなたのことそんな嫌いじゃないよって思いますしね」

――そういうのも伝えたいなというのもあるんですか?

「そうですね。復帰っていうだけで“えぇ”っていう人の気持ちもわかるし。じゃあ、一回くる?大丈夫、おいでよ。みたいな」

――今のファンの方たちを幸せにしたいと言っていたけど、ゆいざらす自身が成長していくと、そのあたりが伝わってくるんじゃないかな?

「そうそう。だから、まだ1年たらずですけど、ちょっとずつ積み上げていってるものがあったり、ワンマンで出そうと思っているから。私、ふざけてないからね。安心してね!」

――いつか、批判をしていた人も含めていろんな人が集まると良いですね。

「“あのとき、ごめんね。めっちゃアンチして”“いいよ。いいよいいよー”ってできれば乾杯したいですね」

――同窓会みたいだね。

「仲良く仲良く。今も気にすることとかありますけど、成仏できないドロドロした気持ちはね、カレーとかに煮込んでなかったことにするんですよ。ドロドロした気持ちが増えたらカレーを煮込んでます。食べて、おいしかたってすっきりすればいいんです。昨日もカレーでした(笑)」

――何ごとにも前向きですね。

「精一杯頑張るぞ。何かあったら死のう。そのくらい振り切って楽しくやらせてもらってますね」

――それは覚悟があるから?

「覚悟だとおもいます。こうやって帰ってきて、ついてきてくれるヲタクがいるから。なんかあったら死ぬしかないなと思っていて。私は死ぬか売れるかの二択なんですよ。だから、ぜひ死なないで済むように頑張っていきたいですね。ヲタクと一緒に。そう、死ぬまで関わっていくから、その気でいてねって」

――最後にワンマンに向けての一言をください。

「なんとチケット代を1500円と安くしたんでぜひ来てください。頑張って下げたんです! 特典がついてきて、ほぼワンコインなんです。あとは、可愛い私を見てください! ワンマンでも可愛いと思うんで。普段は撮影禁止にしてるんですけど、撮影可能にしようと思っていているので、その可愛さをしっかり写真にも収めてください。写真撮りたいひともぜひ遊びにきてみてね。ライブの時間がお昼なので、早起きは大変だと思うんですけどね。寝坊したら来世まで呪う(笑)」

photo by やわらかゆーすけ

text by 三浦えり

ワンマンライブ『ひらがな6もじ やまもとゆい』

5月12日(日) 東京・新宿MARZ

OPEN 10:00/START 10:30

<チケット>

前売り¥1,500/当日¥2,000(1D代別)

■イベントの詳細はこちら https://www.hvt-inc.com/events/hiraganamarz/

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