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伊藤美裕、毎年恒例の冬ワンマンにて新作のリリースを発表

伊藤美裕が12月8日、恵比寿天窓.switchにてワンマンライブを開催した。本公演は毎年恒例となっている冬のワンマンライブで、伊藤は約80人の熱烈なファンで満席の中、“12月ということで気持ちがせわしくなるような時期ですが、この時間だけはゆったりして帰ってもらえたらいいなという思いで歌を歌っていきますので、最後までよろしくお付き合いください”と挨拶をした。

その後、彼女が大好きだという70年代のシティポップスを中心に、大貫妙子の「船出」をはじめ、ブレッド&バターの「ピンク・シャドウ」、ティンパンアレイの「ソバカスのある少女」、原田真二の「タイム・

トラベル」、沢田研二の「君をのせて」、オリジナルナンバーから「月の鍵」「あなたの花になりたい」「why?~真夜中の予感~」、それにアンコールでダニエル・ビダルの「オー・シャンゼリゼ」など全17曲を熱唱した。

MCでは“平成最後の年になりますが、今年はいままで以上に好きな音楽にどっぷりつかって活動できた1年だったかなと思います。それに伴って、素敵な音楽をなさっている先輩や音楽仲間とのいくつもの印象的な出会いがありました。夏には、毎年恒例の歌謡フェスでブレッド&バターの岩沢幸矢さんと一緒に歌わせていただいたのが、すごく感激した出来事でした”と2018年を振り返る場面も。

また、“私にとって2018年は、いろんな転機がありまして、お世話になった方の突然の死から始まった1年でした。私の事務所の会長(オフィスウォーカーの大谷勝巳さん)が、8年にわたってがんと闘病されていて、1月7日にお亡くなりになりました。いつも私のことを気にしてくださっていて、その訃報を聞いたとき、まだ恩返しができていなかったと思い、そこから一念発起して活動してきました。そして、いま充実した日々が送れています。家族以外でこんなに人の死に対して考えたことはなかったかもしれません。それを機に、前に進んでいきたいという思いで今日まで頑張ってきたつもりですし、これからもそうやって頑張っていきたいと強く思います”と、大切な人との思い出を胸に、強く進んでいく決意を表明した。

 

2019年春には新作を予定しているそうで、“今は、自分の新しいステップの準備期間です。今年は、人の死を含めて、自分自身と向き合う時間がとても多かったですし、一つずつ形にしていくことが大事なんだと考えさせられた1年でした”と、さらなるステップに向かって意欲を燃やしていた伊藤。2019年も彼女の動向から目が離せなさそうだ。

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