2018年6月6日に、the band apart原昌和とコラボレーションしたシングル「ドナルドとウォルター」をリリース、そして12月5日にHAWAIIAN6安野勇太とのコラボ曲とPOLYSICSハヤシヒロユキとのコラボ曲を収めたシングル「クジャクとドラゴン/インサイドアウトとアップサイドダウン」をリリース。というわけで、2018年にフルカワユタカが残した作品は、誰かと一緒にやる、それもプロデュースとか曲提供とかじゃなくてがっぷりイーブンで組んで作った3曲になった。なぜそうしたのかということ、組んだ3人のこと、その結果生まれた曲のこと、そしてその3曲を携えて行う2019年1月~4月のツアーのことについて、フルカワユタカにみっちり訊いた。
■2年ぐらい、やりようがなくなった
──古くからの付き合いのHAWAIIAN6安野勇太と1曲、ここ6~7年の付き合いのPOLYSICSハヤシヒロユキと1曲、一緒に作ったシングルなんですけれども。
「はい」
──このひとつ前、the band apart原昌和と一緒に作ったシングル「ドナルドとウォルター」が出ていますが。あそこからこのコラボ・シリーズが始まったということですよね。
「そうです。もうむちゃくちゃさかのぼると、前は“人とやらない”ということが自分の哲学というか、それが自分の芯にあって。理由は、人とやるとブレる、濁っちゃう、そうじゃない純粋なフルカワユタカを出したいと。まあそれも、いろんなことの壁にぶつかって、その結果そういうふうに決めた、っていうところも多分にあるんですけど。それで突き詰めて行って、最後は自分でレック・ミックス(レコーディングのミックス作業)とか、ライブの音作りまで自分でやるところまで行くんだけど。それのとどのつまりが、DOPING PANDAの解散だったと思うんですよ。行き詰まって解散した理由が、その哲学にあった、とは思うんですよね」
──で、そこからひとりになって。
「でも、そこでも多少の希望があったんですね。“本当にひとりになった方が、もっとやれるんじゃないか、俺”みたいな自惚れが。で、本当の壁は……1枚目のソロを出して、ツアーを回って、それがうまく行かなかったことの方が、実は解散以上にシビアだったんですよ。“ひとりじゃなかったからうまくいかなかったんじゃないか、バンドだったからじゃないか”という言い訳に、“それは違う”という答えが出てしまって。そっから僕、2年ぐらい、やりようがなくなるんです」
取材:兵庫慎司
■『フルカワユタカ ワンマンツアー 「ロックスターとエレキギター」』
<2019年>
1月26日(土) 千葉・LOOK(※)
2月03日(日) 神奈川・横浜BAYSIS(※)
2月09日(土) 静岡・UMBER
2月10日(日) 京都・MOJO
2月11日(月・祝) 岡山・ペパーランド
2月23日(土) 埼玉・西川口LIVE HOUSE Hearts(※)
3月01日(金) 福岡・Queblick
3月03日(日) 北海道・札幌COLONY
3月09日(土) 宮城・仙台SPACE ZERO
3月10日(日) 福島・郡山PEAK ACTION
3月22日(金) 金沢・vanvanV4
4月13日(土) 大阪・梅田シャングリラ
4月14日(日) 愛知・名古屋 アポロベイス
4月21日(日) 東京・Shibuya WWW(※)
■一般発売日:2018年12月8日(土)
■(※)が付いた4公演のチケット詳細はこちら
https://www.diskgarage.com/artist/detail/no009922
【その他ライブ情報はこちら】
■『LIVE DI:GA JUDGEMENT 2018』
2018年12月31日(月) 東京・渋谷CLUB QUATTRO/TAKE OFF 7
※チケット詳細はこちら https://www.diskgarage.com/ticket/detail/no079991
■『”フルカワユタカ×須藤寿 生誕祭 III”』
2019年2月28日(木) 東京・STAR PINE’S CAFE
<出演者>
フルカワユタカ / 須藤寿(髭)
※チケット一般発売:2018年12月20日(木)
シングル「クジャクとドラゴン/インサイドアウトとアップサイドダウン」
2018年12月5日発売
NIW143/¥2,000(税込)
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フルカワユタカ、2018年にリリースしたコラボ3作について振り返る
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