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LAZYgunsBRISKY、6カ国を巡ったヨーロッパツアーをワンマンライブで締め括る

ガールズロックバンドLAZYgunsBRISKYが、11月11日(日)に東京・下北沢LIVEHOLICにて『LAZYgunsBRISKY EU tour 2018 – Hello, again! -』のツアーファイナルとなるワンマンライブを開催した。今回のツアーはヨーロッパ5カ国9都市、日本では東名阪を巡り、ツアーファイナルの東京公演は会場の通路まで観客が溢れるほどの大盛況ぶりだった。

オープニングは、ヨーロッパツアーでの様子が収められたオリジナルムービーと共に始まった。飛行機の窓から見下ろしたような空の映像に切り替わると、機内音のSE、そしてキャビンアテンダントを模したLucy(Vo)のアナウンスが流れる。彼女の穏やかなアナウンスが徐々に荒々しい煽りのMCへと変わっていくと、会場の歓声も最高潮に。その歓声に応えるようにMoe(Dr)が力強くドラムを叩き始め、Yuko(Gu)とAzu(Ba)が加わると、重厚なロックサウンドが特徴の「Pretty lights」が始まり、ライブがスタートした。

勢いを落とさずに、サビのコールアンドレスポンスが定番となっている「Axis」へ。通常ライブだと“A,B,C,D!”のコールが定番になっているこの曲だが、この日は観客からのリクエストのもと“い、ろ、は、に!”という日本語ver.でのコールアンドレスポンスが、会場を一体感に包んだ。その後MCを挟み、ギターの軽快なサウンドが心地良い「18」、メンバー揃っての掛け声が印象的な「B.o.Y」、ベースの低音から始まり、ダークポップな世界観を表現する「Navy Star」と立て続けに観客を魅了する曲が演奏された。

7曲目の「Underway」にて初披露したプロジェクションマッピングを導入した演出では、色とりどりの光が演奏しているメンバーの姿に投影され、幻想的な雰囲気が作りだされていた。8曲目は、ニューシングル「Hello, again!」(会場限定盤CD)に収録されている「Kiss me(English ver.)」。疾走感のあるサウンドは、手を挙げずにはいられない珠玉の一曲であった。

その後、バンドの雰囲気を一変させる「Suitable suicide」、ライブでは久々の演奏となった「Way out」が続く。そして新曲のバラード「Pray」を披露。メンバーの声が重なり合って静かなハーモニーを奏でる本曲は、今までのLAZYgunsBRISKYにはない穏やかさと切なさで、会場を包み込んでいた。

そんな空気をガラッと明るくしたのは、ギターのサウンドから始まる「Goodnight」、続いてLucyとAzuで「la la la」を熱唱。同曲では楽器隊それぞれのソロもあり、ヨーロッパツアーで一段と磨きのかかったテクニックで観客を魅了していた。

ライブ終盤、会場の熱気がさらにヒートアップしているところで演奏されたのが、ライブの定番曲である「Midnight rider」「but I know」の2曲。15曲目「Shiny」では、軽快なダンスビートと掛け声に合わせて多くの手が上がり、会場を揺らした。本編の締め括りとなったのは、今回のツアーで発表された「Hello, again!」。Lucyが、この曲やツアーにかけてきた思いを語った後、“どうか、またお会いしましょう!”という言葉と共に曲が始まると、会場全体が笑顔に溢れ、観客と共に最高潮の盛り上がりをみせた。

アンコールでは「Michigan」を演奏。“これぞLAZYgunsBRISKY”というロックンロールな幕切れに、会場のファンの声援はいつまでも鳴りやまなかった。1カ月に及ぶツアーを完遂した彼女達だが、すでに年末、年始にかけてのライブも発表になり、今後の動向に注目が集まってきている。

photo by Kaji

【セットリスト】

1. Pretty lights

2. Axis

3. 18

4. B.o.Y

5. Navy Star

6. Underway

7. Kiss me (English ver.)

8. Suitable Suicide

9. Way out

10. Pray

11. goodnight

12. la la la

13. Midnight rider

14. but I know

15. Shiny

16. Hello, again!

(enc).Michigan

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