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大貫妙子、Billboard Live Tokyo公演は名曲尽くし!

大貫妙子の『Billboard Live Tour 2018』の東京公演が9月20日にBillboard Live Tokyoで行なわれた。

初日となる同公演は大貫の「雨の中、お越しいただきありがとうございます」と感謝の言葉でスタート。セットリストは、5月に再発された『MIGNONNE』、7月に再発された『ROMANTIQUE』『AVENTURE』のリマスタリングアナログ盤3枚、ライヴ前日に発売されたばかりの新作『Pure Acoustic 2018』の収録曲を含めた構成となった。

演奏メンバーは小倉博和(Gt)、鈴木正人(Ba)、沼澤尚(Dr)、林立夫(Dr)、フェビアン・レザ・パネ(Pf)、森俊之(Key)。大貫のデビュー40周年目から定期的に東京、大阪のBillboard Liveで顔を合わせ、このシリーズは今回で5年目を迎えた。 演奏は、毎回その日に出る音によってその場で形を変え、状況に合わせているという。ツインドラムスによるリズムの細分化、互いを知り尽くしたメンバーたちから繰り広げられるグルーヴ感をライブで感じたオーディエンスは、あまりの透き通るような楽曲の美しさにため息をついたり、メランコリックな歌詞の中、会場を取り巻くグルーヴィーなサウンドに踊り出したり、大忙しだ。

これまでも、そして今なお世代を超えて、また国境を越えて世界中のファンからのラブコールが絶えない彼女はMCで、このところ続いているアナログ盤のリマスタリングの再発売盤や、新作のアナログに、より理想に近い“再現性”を感じると話しているのが印象的だった。

数多くの作品を生み出してきた大貫だが、そのアルバムたちが発売された“当時”と、より一層深みと輝きが織り込まれた“今”の彼女の魅力を最大限にパフォーマンスで表出したライヴ。六本木という大都会の真ん中で珠玉のシティポップスの名盤に収録された曲たちを大貫のトークと共に体感できる、心が踊るような時間となった。

ツアーも終盤、今年はあと一度だけ9月25日に同じくBillboard Live Tokyoにて開催される。今回見逃した方はぜひこの体験できるチャンスを逃さないようにしてほしい。

『大貫妙子 Billboard Live Tour 2018』

9月25日(火) 東京・Billboard Live TOKYO

出演:大貫妙子/小倉博和(Gt)/鈴木正人(Ba)/沼澤尚(Dr)/林立夫(Dr)/フェビアン・レザ・パネ(Pf)/森俊之(Key)

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