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思い出に残る夏を描く!back number、KEYTALKなど夏祭りを舞台にしたMV特集

夏の一大イベントである夏祭りは、勇気を出して想いを寄せる相手を誘ったり、大切な人と過ごしたり、友人盆踊りで盛り上がったりと楽しみ方はさまざま。そんな夏祭りのドキドキ&ワクワク感満載のMVをご紹介します。年々、台風などを見越して秋頃に開催されるお祭りも増えてきましたが、これから行く予定の方もぜひチェックを!

■「風に薫る夏の記憶」(’14)/AAA

キレキレのダンスナンバーのイメージを覆した、AAAのミディアムチューン。イトーヨーカドーのCMソングに起用された際はCM内のメンバーの浴衣姿が話題となったが、MVはAAA作品史上初めてメンバー以外のキャストが軸に。主人公が10年前の自分の恋を見守るというドラマチックかつ不思議なストーリーにAAAメンバーの歌唱シーンがストーリーテラーのように絡み、ピュアな恋愛模様が上手く表現されている。あの頃想いを伝えられなかった自分を悔やんでいるのか、大人になった主人公が好きな人と手を繋ぎたいけれど勇気が出ない10年前の自分を後押しするシーンがぐっときます。思わず応援したくなる、夏の魔法にかかったような映像作品です。

■「わたがし(Short Ver.)」(’12) /back number

初の東名阪ドームツアーを敢行中のback number。3rdアルバム『blues』に収録されている切ない男心を歌った「わたがし」は、歌詞に出てくる《水色にはなびらの浴衣》が似合う女優の山本美月がMVに出演している。想いを寄せる女の子を誘えただけでも嬉しくて泣きそうになっているのだから、一緒に屋台を回ったり実際にデートしているシーンからは男性側の胸の高鳴りが伝わってきそう。彼女の行動のひとつひとつに心のどこかで期待してしまう、草食男子の想いが書かれた詞にも要注目。片想い中の人は特に共感しやすいのでは?

■「アッハッハ!〜超絶爆笑音頭〜 (Short Ver.)」(’14) /SUPER☆GiRLS

“夏ソングアイドル”こと、SUPER☆GiRLSの通算11枚目となるシングルのリード曲は、夏祭りをテーマに制作した超絶和風のお祭りソング! スパガ初の音頭を取り入れた和風の曲調からアッパーJ-POPになるのが面白い。「マツケンサンバ」の振付師・真島茂樹を迎えてファン参加型で行なったMV撮影は、スペシャルなミニ浴衣に身を包んだメンバーをはじめ、スパガと同じiDOL Street所属のCheeky ParadeやGEMなどアイドル総勢70名が参加した本気のダンスカーニバル。サビ部分で手ぬぐいを振り回すシーンで盛り上がりは最高潮に! 音頭といえどもそこはやはりプロのアイドル。もちろん可愛らしさもたっぷりです。「アッハッハ!」にちなんで、ところどころでアニマル浜口も登場するので見逃せません!

■「MATSURI BAYASHI」(’16) /KEYTALK

こちらのMVのコンセプトはずばり、日本古来の夏祭りの情緒と踊るロックを表現したライヴとの融合。ポップセンスが弾けるエネルギッシュなお祭りナンバーを“KEYTALK流 夏・盆DANCE(ボンダンス)”で表現している。スタジオに夏祭りさながらの櫓が組まれ、それを照らし出すムービングライトが派手さを演出。演奏シーンでは法被をまとった総勢72名の“ボンダンサー”とテイクを重ねる中、楽しさへの追及が強い連帯感を生み出し、メンバーを筆頭に出演者全員のお祭りへの熱を感じさせるアツい作品に仕上がった。大サビ前の“祭りじゃ 祭りじゃ!”という掛け声に、あなたも思わずノリたくなるはず!

■「蝉時雨」(’14) /ココロオークション

“短編映画をMVにする”というココロオークションの斬新な映像作品。都会に住む少女が田舎の祖母の家へとやってきて、そこでひとりの少年と出会うところから物語が始まります。全4話に及ぶMVの第1話「蝉時雨」は、YouTube再生回数260万回を超えるほど話題に。主人公はクールな少年と無垢な少女という正反対のふたりだが、夏をともに過ごしていくことで徐々に心を通わせていく。花火大会で少女の浴衣姿に思わず見とれてしまう少年の表情にも注目。甘酸っぱい青春を感じさせる仕上がりに、あの頃の夏を思い出すはず。第2話「夏の幻」など、大人になっていくふたりの夏をつないだ続編MVも要チェック!

TEXT:溝口愛奈

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