バグ・コーポレーション代表取締役・山口哲一がオーガナイズする2018年夏期『ニューミドルマン養成講座』『音楽ビジネスのフロンティアに挑む~アジア、中華圏に誕生する巨大マーケットの最新情報』を8月23日(木)よりスタートすることが決定した。
この数年、「CDが売れない」「ストリーミング時代の到来」と、音楽ビジネスの未来をめぐっての関心は移り替わってきた。ストリーミング時代の音楽マーケットは急速にグローバルに展開し、遂に中国IT企業が政府の後押しを得て、本格的なストリーミングサービスを始めたことで、中国に音楽市場が“出現”し、アジア市場が活発化している。「CDが売れない」と言われて久しく、音源でのビジネスは難しいと言われているが、欧米においてはストリーミングを軸とした業績回復を果している。この流れは、日本においても邦楽ビッグアーティストがストリーミング解禁を行い、急速に進んでいるのだ。日本にも到来したストリーミング時代において、次のビジネス戦略の突破口として「中国」は大きく注目されている。
そこで、今期のニューミドルマン養成講座では、この「中国」に注目し、今すぐできることから3年後に起きることを視野に、アジア音楽市場攻略法を考える。ニューミドルマンとは、デジタル革命によって引き起こされたパワーシフトに対応した人材のことで、デジタル化の洗礼をいち早く受けた音楽ビジネスの変動期において、アーティストとユーザーの間で、従来の職域を超えた新時代のプロフェッショナルのことを指す。今回の講座では、ゲスト講師に、鈴木貴歩(ParadeAll株式会社)、 高橋俊太(エイベックスアジア代表取締役社長)、野田威一郎(TuneCoreJapan代表取締役)の3名を迎え、アジア市場の最新情報を聞き、講座オーガナイザーの山口哲一(バグ・コーポレーション代表)、制作の脇田敬(有限会社FLYMUSIC代表)とともに、参加者からの質疑やディスカッションをもとに見識を深める。
■『ニューミドルマン養成講座』オフィシャルHP
http://tcpl.jp/newmiddleman
【ニューミドルマン養成講座 概要】
第1回『最新海外音楽事情~エンターテックの時代におけるアジア』
<開催日時>
8月23日(木)19:15~20:45
■鈴木貴歩(ParadeAll株式会社)+山口哲一
エンターテックアクセラレーターとして世界を飛び回る鈴木さんは、日本で一番海外の音楽サービスへの知見を持っている方です。世界の音楽シーンにおいても「中国」「アジア」は最前線のトピックです。テクノロジーなしでは語れなくなった音楽ビジネスを俯瞰した視点で学びましょう。
■鈴木貴歩(ParadeAll株式会社代表取締役 エンターテック・アクセラレーター)
ゲーム会社、音楽放送局等でコンテンツ企画、事業企画を担当した後に、2009年にユニバーサルミュージック合同会社に入社。デジタル本部本部長他を歴任し、音楽配信売上の拡大、デジタルマーケティングの強化、全社のデジタル戦略の推進、メディア/プラットフォーム企業との事業開発を担当の後、起業。
現在は”エンターテック”というテーマを掲げ、エンタテインメント x テクノロジー領域のコンサルティング、メディア運営、カンファレンス主催、海外展開支援を行う。”エンターテックはカルチャーを創る”がビジョン。
第2回『エイベックスのアジア戦略と中国での儲け方』
<開催日時>
8月30日(木)19:15~20:45
■高橋俊太(エイベックスアジア代表取締役社長)+山口哲一
ニューミドルマン養成講座1期生でもある高橋さんは、エイベックスのアジアビジネスを統括する立場で精力的に動いています。中国法人も設立、アジア市場でのビジネスを本格化しているビジョンを伺います。
■髙橋俊太(たかはし・しゅんた)
米シカゴ大学卒業後に、外資系投資銀行に入社。その後FIFAワールドカップ組織委員会で日韓ワールドカップの主催に携わり、ソニー株式会社でソニーグループのグローバル・ブランディング案件に従事。2016年1月にエイベックスに入社しアジア法人の体表取締役社長に就任。中国法人・香港法人のの代表も兼任し、エイベックスのアジア事業全体の責任者を務める。日本コンテンツの現地展開だけでなく、各国でのアーティスト開発も行う。
第3回『2020年以降のアジアマーケットを考える』
<開催日時>
9月13日(木)19:15~20:45
■山口哲一+脇田敬
日本で音楽活動を行う時に、アジア市場を視野にいれることは必須な時代になりました。受講生からの具体的な疑問に答えながら、日本人としてのアジア戦略を議論して、個々の活動に落とし込みます。
第4回『アジア音楽配信サービスの現在地』
<開催日時>
9月20日(木)19:15~20:45
■野田威一郎(TuneCoreJapan代表取締役)+山口哲一
世界中の音楽配信サービスに簡単に流通させることができるTuneCoreJapanは、インディーズのアーティスト、マネージャーにとって、「世界への窓」のような存在です。香港で学生時代を過ごした野田さんは、中国マーケットについても、最新動向に鋭い眼差しを向けています。 Tunecoreの成功事例を知りながら、インディーズのアジア進出の可能性など具体的に考えていきましょう。
■Wano株式会社/TuneCore Japan K. K. 代表取締役 野田威一郎 / CEO Iichiro Noda
1979年生まれ。東京都出身。香港で中学、高校(漢基国際学校)時代を謳歌し、1997年に日本に帰還。クラブでイベント企画、デザイナーをしながら、慶應義塾大学を2004年に卒業。同年、株式会社アドウェイズに入社、メディアディビジョンマネージャーとして上場を経験。2008年に独立しインターネットサービスでクリエイターを支援する会社「Wano株式会社」を設立。2012年には TuneCore Japan K.Kを立ち上げ、現在に至る。
<料金>
受講料:本講座全4回¥23,000(税込)
定員:30名
会場:東京コンテンツプロデューサーズ・ラボ(東京都新宿区下落合1-1-8)
【関連リンク】
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