挑み続ける勇気、先駆者たる由縁ーー。
7月20日(金)に、真夏の下北沢GARDENにて、ピコのワンマンライブ『ATTACK the HERO』が行われた。会場にはピコのオリジナルキャラクターのピコチュウのぬいぐるみやグッズのTシャツやタオルを身につけ待ちわびるファン達。2017年12月以来の久々のワンマンに期待も高まる。
会場が暗転すると、サポートメンバー、そしてピコが登場!マントのような上着に身を包んだ、まるでタイトル“HERO”を彷彿とさせるピコの姿にファンのテンションも急上昇!!ピコがボカロP“ちゅうとろP”名義で作った「ウタカタストロフィ」でライブは幕開け。意表をついた選曲で会場も沸きあがる。続けて「ゴーストルール」、「天樂」と“歌ってみた”での人気の楽曲が続く。軽く挨拶のMCが入り、さぁ、ここからピコワールド全開だ。元祖、“両声類”こと男女の音域を自由に操るピコ。「テオ」、代表曲「桜音」、そして、静けさと激しさが共存する「恋は戦争」、「プロトディスコ」、ピコの綺麗な歌声に酔いしれる「言ノ葉」、「シンドローム」を歌い上げた。多用なピコワールドに引きずりこまれるファン。続いてはバラード「声」、「心做し」。感情すべてをぶつけて歌い上げる姿、そして声に多くのファンが涙する、、
そして、ウェットな空気のなか、突如、新曲「ATTACK of the HERO」(仮)が披露された。新曲のプレゼントに歓喜をあげるファン達。この楽曲に込めた想いは、2作前の作品『村人A』に遡る。自分自身を含む人間の弱い部分にスポットを当て作成していった「村人A」。それは、一歩踏み出せない自分に対しての問いかけでもあった。 そして『Re:Act』は踏み出した先にあった葛藤を歌ったもの。そして今作の『ATTACK of the HERO』(仮)は更にその先の答えに辿り着く楽曲となっている。「何を求めてどうやって生きていきたいか。 これから戦いを挑む世界に対しての宣戦布告」という想いをこめて作ったとピコ。今色々な場面で葛藤している人にぜひ聴いてほしい一曲だ。そしてここからは、一気にライブを加速させていき、「Make My Day!」、「ピコピコ☆レジェンドオブザナイト」を披露し、会場のボルテージも最高潮に上がったところで「Re:Act」、会場がヘドバンの嵐になった「拝啓ドッペルゲンガー」へと激しい曲でたたみかけ、熱狂の本編は終了した。
アンコールはアットホームな雰囲気の中、アコースティックセットからスタート。「キミボシ」、「しわ」を歌い上げる。バンドセットに戻りエンディングに向かって、「村人A」、「Unlimited Dream Walkers』が続き最後は、ピコのライブアンセム「タナトス」で幕を閉じた。
MCでは、新曲の発表と冬のワンマンライブ、LINEスタンプを制作中と次につながる嬉しいお知らせを発表。動画投稿出身の中から初めてメジャーデビューをし、前例のない道を作り続けてきた中で歩んできたピコ11年目に突入したピコが、また新たな道(=ステージ)を開拓し、突き進む永遠のHEROを見たような一夜であった。なお、新曲「ATTACK of the HERO」(仮)は8月31日に配信リリースする事が決定。詳細は後日発表される。
撮影:竹中圭樹
衣装:原宿VILLAGE
<セットリスト>
01.ウタカタストロフィ
02.ゴーストルール
03.天樂
04.テオ
05.桜音
06.恋は戦争
07.プロトディスコ
08.言ノ葉
09.シンドローム
10.声
11.心做し
12.ATTACK of the HERO(仮)
13.Make My Day!
14.ピコピコ☆レジェンドオブザナイト
15.Re:Act
16.拝啓ドッペルゲンガー
[アンコール]
1.キミボシ
2.しわ
3.村人A
4.Unlimited Dream Walkers
5.タナトス
【関連リンク】
ピコ、下北沢ワンマンライブでサプライズ披露した新曲の配信リリースが決定
ピコまとめ
IA、配信シングル「Higher」を8月8日にリリース!