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ドラマ再放送で再確認!やっぱりいいね、この5曲

“STAY HOME”ということで、なかなか外にでられない状況が続いている今日この頃ですが、我慢しなきゃいけないって思うからつらくなったり、出かけたくなったりする、ってこともあるんじゃないでしょうか。“毎日が寝正月”“オタク三昧”、そう思うと結構いけるもんです♪ そんな時、音楽やテレビはうってつけ! 三密回避のためドラマ撮影が相次いで中止、その放送時間を埋めるため各局では過去の人気ドラマを再放送しています。観逃したりして初めて観るなら新鮮な気持ちで、二度目でも何度でもハラハラドキドキして、心の潤いキャッチしながら来たる時を待ちましょう!

■「HAPPY BIRTHDAY」(’19) /back number

2019年1月から放送された、TBS系ドラマ『初めて恋をした日に読む話』の主題歌「HAPPY BIRTHDAY」。当時放送していた時には、ピンク頭の予備校生との恋の話なんて若い子向けだよなとあえてスルーしたのですが、今回チラ観してみたらうっかりハマっちゃって(笑)。よく、いつまでも忘れられない恋を引きずってないで前を向こう!とか言うけれど、結局そんなふうにはなかなかできない人もたくさんいるわけで…。だから、みんなback numberの描く切ない心模様に共感して、そして浄化されるんじゃないでしょうか。清水 依与吏がリアルに自分の誕生日に作ったというこの曲ですが、誕生日に着信音で飛び起きて、待っていた人からの「今日は会えそうにありません」というメールだった、なんて記憶を思い出して切なくなりました(苦笑)。清水さん、どっちのほうがマシですかね? ドラマ終盤で横浜流星演じるユリユリが、自分の誕生日に深田恭子演じる春見先生に告白した場面でこの曲が流れたのですが、きっと片想いだと思いながら抱きしめて目を伏せたその時に、《ハッピーバースデー 片想いの俺》というフレーズの部分がちょうどきて、切ないなぁ…。でも、その後、静かに回された手の感触を背中に感じた時の、何とも言えない戸惑いの表情に、何かの手違いではなくこの曲も救われたような、そんな気持ちになったのです。

■「見えない星」(’07)/中島美嘉

2007年1月から放送された、日本テレビ系ドラマ『ハケンの品格』の主題歌「見えない星」。流行りましたね~、特Aランクのスーパー派遣・大前春子の物語。リリース時、久しぶりのバラードで感覚を掴むのに迷ったものの、メロディーや歌詞の世界感が好きで自らシングルにしたという。正直最初にエンディングで流れたのを聴いた時、もう少し元気な曲のほうがドラマのイメージと合ってるんじゃない?って思ったりしたのですが、放送回を重ねる度に主人公たちの表から見える部分だけじゃない、“本当は…”っていう顔が見え隠れするところに、中島美嘉の声のもつ強さと弱さみたいなものが妙に重なって、やけにしっくりしたものでした。あれから13年、大前春子が続編で戻って来ることになりましたが、その前に再放送を記念して13年目にして初めてこの曲のフルバージョンMVが公開になっています! 改めて色褪せない美しさを感じてみてはいかがですか?

■「あたしの向こう」(’14)/aiko

2014年10月から放送、バカリズムが全話脚本を書いたことで話題となった、フジテレビ系ドラマ『素敵な選TAXI』の主題歌「あたしの向こう」。過去に戻って人生の分岐点の選択をやり直すことができる、という不思議なタクシーの運転手・枝分(竹野内豊)と乗客のお話。この、他にはないちょっと変わった視点のストーリーに、“立ち止まりそうな時に背中を押してくれる歌を”との依頼で作ったという。ドラマの中では何度も過去に戻れているけれど、歌詞の中ではそこを切望したり夢見るのではなく、現実を見つめて心残りはありながらも前を向いている様子や、曲調はとても軽やかなところが、aikoという“人”が出ているような気がしました。騒動(?)が解決した後の、行きつけのカフェでのコミカルなゆる~いやりとりのバックに流れて、毎話ホッとさせてくれる曲。ちなみに、第9話でこのカフェに訪れる謎の女性客役でaikoも出演しているので、観ていなかった方はぜひチェックしてみて!

■「青春アミーゴ」(’05)/修二と彰

2005年10月から放送された、日本テレビ系ドラマ『野ブタ。をプロデュース』の主題歌・修二と彰の「青春アミーゴ」。この年の忘年会・新年会では、おじさん達までみんな“SI!”って二本指でポーズとって歌ってましたよ(笑)。いじめられっ子の転校生を演じた堀北真希の出世作とも言われているこの作品、彼女を人気者にプロデュースする同級生・KAT-TUN亀梨和也演じる修二と山下智久の彰が、登場人物名のまま組んだユニットですが、昨年末のカントダウンライヴにて亀と山P名義でのCDリリースを発表! 本来であれば4月29日に発売予定だったアルバム『SI』(発売延期)の通常盤には、ボーナストラックとして「青春アミーゴ(2020ver.)」が収録されています。そして、4月18日再放送回からこの「2020ver.」がエンディングで解禁! 格段と増した歌唱力とセクシーさは、やっぱり今でも2人1つで負け知らずだ。

■「I LOVE…」(’20) /Official髭男dism

2020年1月から放送された、TBS系ドラマ『恋はつづくよどこまでも』の主題歌「I LOVE…」。ズルいよね~、この曲ズルい。最初から最後まで、ずっとサビ、ずっと心揺さぶらせるピーク! まったくどっちがイレギュラーなんだか(笑)。佐藤健が演じるドSドクター天堂に盲アタックする上白石萌音演じる新人ナース・佐倉とのやりとりに、全国の女子が毎週キュン死に続出だったこのドラマですが、この曲がもたらした功績はかなり大きかったんじゃないでしょうか。曲の頭出しの部分をシーンの絶妙なタイミングにジャストで当ててきて、絶頂からのさらに心の動きを色付けてくさまが、まるでドラマ『東京ラブストーリー』の「ラブ・ストーリーは突然に」のようで、相乗効果がハンパないのです! ドラマのために書き下ろしたという歌詞も、文字を読んでいるだけで切なくてたまらなくなってくる。これ、主人公といっても佐倉ではなくアタックされた側の天堂目線の想いが綴られているところがまた、Official髭男dismのニクイところだなと。そして、MVで表現された、何ひとつ特別でない毎日の中にあるそれぞれのささやかなしあわせに、やけに優しい世界を感じてあったかい気持ちになってみたり。でも、途中で映ったジェンガが最終話のイチャイチャジェンガシーン思い出して笑っちゃったけどね。こりゃ、しばらくはまた『恋つづ』ロスだな。

TEXT:K子。

神奈川・湘南育ち。DIE IN CRIESで“音楽=音を楽しむ”ことを知り、好きな音楽の仕事がしたい!とOLをやめてオリコン株式会社に9年所属。どっぷりの反動で旅行業界に転職後、副業で旅・エンタメ関連のWEBで執筆するも、音楽への愛が止められず出戻り人に。愛情込めまくりのレビューやライヴレポを得意とし、ライヴシチュエーション(ライヴハウス、ホール、アリーナクラス、野外、フェス、海外)による魅え方の違いにやけに興味を示す、体感型邦楽ロック好き。

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