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キンプリの全国ツアーが開幕&2ndシングルを10月リリース

King & Princeが8月10日に横浜アリーナにて、初となるコンサートツアー『King & Prince First Concert Tour 2018』をスタートさせた。

巨大なライオンのオブジェがステージの両端に鎮座し、中央には真っ赤な絨毯の大階段。大勢のJr.が踊る厳かなステージの上に、6人は空中に浮かんだ王座のゴンドラに乗って現れた。その驚きの登場に大歓声であふれる中、披露されたのは大ヒットとなったデビュー曲「シンデレラガール」だ。会場中に揺れるペンライトがファンの盛り上がりを伝え、メンバーもうれしそうな笑顔を浮かべる。ステージに舞い降りた6人の「最初のコンサート楽しもうぜ!」(髙橋)「俺達のコンサート盛り上がってくれるか!?」(岸)というあおりから、ビートの効いた曲を連発。一気にKing & Princeの世界に引き込んでいく。ラップ調でメンバーを紹介していく新曲「We are King & Prince!」も披露。会場からはさっそくメンバーの名前を呼ぶコール&レスポンスが起こった。

メンバー6人で肩を組んだ列車となって仲良くバッグステージに移動すると、「サマーステーション」のイントロが。銀テープが会場中に飛び、ゆらゆら踊る風船が現れ、会場は一気に楽しい夏となる。タッキー&翼の「Ho!サマー」、Sexy Zoneの「Sexy Summerに雪が降る」など先輩たちの夏ソングメドレーでは、メンバー同士が笑顔で戯れながら踊ったり、ファンにとびっきりの笑顔を振りまいたりと、ステージ上ではしゃぐ彼らのテンションもMAX。さらに「MIXTURE」などJr.時代の曲では本格的なダンスを見せつけたり、平野、神宮寺、永瀬がV6の「君が思い出す僕は 君を愛しているだろうか」をしっとりと歌い上げたかと思えば、岩橋、岸、髙橋が顔面プリントTシャツを着て、ステージ上をわちゃわちゃと走り回りながら「やっちゃった」(舞祭組)でファンを楽しませたり。次から次へと彼らの持つ魅力を放っていく。

「次の曲は、僕たちの新しい曲。僕たちからファンの皆さんに贈った曲です。歌詞に注目して聴いてほしいです」という平野の言葉で歌い始めたのは「ゴールデンアワー」。さわやかなメロディーに乗せて、ファンとの奇跡の出会いに感謝する気持ちをていねいにファンへと届けた。

MCでは、ステージ上で公開囲み取材も。1stコンサートについての感想を聞かれると「どこを見渡しても僕たちのファンですから、こんなに心強いことはない」と永瀬。髙橋も「実感が沸かなくて、ずっとふわふわしてる感じ。でも皆さんに幸せ届けたいと思ってここに立ってるんで、1人1人に届けばいいなと思います」と夢心地ながらもファンを思いやる気持ちを見せた。メンバー紹介ソング「We are King & Prince!」ではメンバー同士で歌詞を考えたということで、岸の紹介歌詞を書いた平野が「ちょっとふざけて岸くんをファッションモンスターって言ったんですよ」と暴露。「冗談なの?おしゃれっていう意味じゃないの?」と驚く岸に、「だって岸くん、いつも枝豆みたいな色の服を着てるから」と平野が続けて笑いを起こす。

会見では、10月10日に2ndシングルをリリースすることも発表。「皆さん、“じゅ〜じゅ〜”ですよ!」と岸語が飛び出す。さらに神宮寺から「カップリング候補曲が3曲あるので、1曲をファンの皆さんに決めてもらいたいと思います」という企画が発表され、すぐに「Misbehave」「秋空」「Glass Flower」とタイプの違う候補曲3曲を披露した。

ライブ後半戦でも、KingとPrinceのコーナーや、ドラマチックな世界観に釘付けになる「Wake me up」などの新曲でファンを引きつけ、ガンガンに盛り上げていく6人。ラストの曲の前にはそれぞれが改めて気持ちをファンに伝える。

「ティアラの皆さんの顔を見るとすごく安心します。みんなが僕たちと一緒に歌ってくれる姿や踊ってくれる姿、本当にステキなので、いつまでも、これからも、僕たちにずっとついてきてください」(神宮寺)

「幕が開いて皆さんの顔を見たとき、本当にうれしくて。泣いてる方もいたりして。それくらい僕たちに気持ちを込めていてくれてるんだなって、改めて実感できました。次からは涙は見せずに、笑ってる顔だけ見せに来てください」(永瀬)

「僕はジャニーズ入った頃、ある夢を見ました。それは今日この日、幕が開いて、6人が上から登場して、ティアラの皆さんを見て、みんなの歓声が聞こえるという夢です。それが今日やっと、叶いました。僕はこの夢を信じ続けて、この6人でデビューすることができました。僕たちは、まだまだこれからです。これからティアラとKing & Princeのステキな歴史を作っていきましょう」(岩橋)

「デビューコンサート一ツアのー発目、不安もあったんですけど、こうやってキラキラのペンライトの中で、僕たちはとても幸せな時間を過ごせました。これからKing & Prince、ずっと突き進んでいきますが、10年後、20年後もこの子たちを応援しててよかったって思ってもらえるような人たちになっていきたいと思います。それまでよろしくお願いします」(髙橋)

「(ジャニーズに)入ったときから夢見てた大きなステージで皆さんと会えるということが、夢なのかなと思うくらい不思議な感覚でいます。僕たちをここまで来させてくれた皆さんのおかげですし、感謝の気持ちは僕のボキャブラリーじゃうまく伝えられないですけど(笑)、これから、幸せにしていきます。皆さんの心にくるパフォーマンスや喜びを、1人1人に与えたいと思います」(岸)

「デビューしてから初めてのコンサートでとても楽しすぎて、ちょっと前半なに演ったか覚えてないんですけど(笑)。こうやってファンの皆さんと少しずつ、大切な思い出、ステキな時間を作っていけるようにこれから僕たち頑張るので、これからも、ずっとずっとずっと、僕たちの応援よろしくお願いします。そして、またすぐ会いましょう」(平野)

そうして、再び王座のゴンドラに乗り込んだ彼らが披露した本編ラスト・ソングは、新曲の「King & Prince,Queen & Princess」。ライヴの最後にふさわしい、ファンと6人を歌った美しい曲で、夢のような時間を締めた。

アンコールでは、王冠がついた6つのゴンドラに乗って空中から登場。ここでもまた、サプライズ登場でファンを喜ばせる。まだまだ元気いっぱいの彼らは、11月9日公開予定の平野主演映画「ういらぶ。」の主題歌「High On Love!」などノリのいい曲で会場中の駆けめぐり、最後の最後までファンとのふれあいを楽しんだ。

彼らのフレッシュな魅力がたっぷりと詰まったコンサートは始まったばかり。最終日となる9月22日の宮城セキスイハイムスーパーアリーナまで全国5都市、21公演を行い、総動員数26万人を予定している。

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